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2014年09月13日

「923さようなら原発」バスツアー決行です!

9月23日の「さようなら原発全国大集会」は、主催団体から以下のように発表されました。
「主催の3団体で協議の結果、さようなら原発1000万人アクションは、会場を亀戸中央公園に変更して当初の予定通り9月23日に全国集会を開催することとなりました。なお他の2団体は集会を見合わせることとなりましたので、さようなら原発1000万人アクションの単独開催となります」
よって、「9.23さようなら原発大集会バスツアーふくしま実行委員会」のバスツアーは、予定通りに開催することといたします。ご心配をおかけしましたが、福島の民意を伝えにまいりましょう。時間、内容は変わりません。
川内原発再稼働するな! フクシマを忘れない!
9・23 「さようなら原発全国大集会・大行進」バスツアー
■行程 福島駅西口7時⇒郡山教組会館8時⇒亀戸中央公園⇒郡山教組会館20時⇒福島駅西口21時(時間は予定です)
■福島集合 6時45分 福島駅西口
■郡山集合 7時45分 郡山教組会館前
■費用 往復2,100円(片道1100円)=バス乗車の際徴収。           
■申し込み e-mail ftu-k@circus.ocn.ne.jp、またはFAX 024-932−2143まで、お名前・住所・連絡先・乗車場所(福島or郡山)をお知らせください。
■締め切り 9月17日(水) お申し込みは大至急!


posted by おんな100 at 21:44| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「福島女カレンダー2015年版」予約開始!

■今年もまた手持ちの写真を持ち寄り、「原発いらない福島の女たち」でカレンダーを発売することにしました。健康被害はますます深刻になり、除染、被曝労働、廃棄物の焼却・保管、避難の権利…の問題も糸口が見えません。このカレンダーを通して、どうぞ女たちの活動を支えてください(利益のほとんどは女たちの交通費にあてがわれます)。
 
でき上がり次第発送(10月中旬以降)します。
3,000部限定発行(制作協力:梨の木舎)
1部1,000円+送料(10部以上は1部800円送料、無料)
 
2014-09-13.jpg

■申込先・原発いらない福島の女たち(カレンダーチーム)
tel:070−5018−7478(黒田)
・梨の木舎 mail nashinoki-sha@jca.apc.org
fax:03−3291−8090

福島おんなカレンダー2015.pdf ←申し込み書のPDF


posted by おんな100 at 21:17| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月31日

大型バスに変更になりました!「923さようなら原発」

マイクロバスというこぢんまりした方法で、923参加者を募集しておりましたが、ここへきて「そんなんじゃダメだ。福島から大勢で駆け付けなくて、なじょすんだ!」という声が高まり、大型バスに変更いたしました。賛同団体も増えたため、主催者名も変わりました。

「9.23さようなら原発大集会バスツアーふくしま実行委員会」
主催団体名:原発いらない福島の女たち、福島県教職員組合郡山支部、虹とみどりの会、緑ふくしま
他、賛同していただける団体を募集しております。

◆川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!
        さようなら原発☆全国集会&大行進
■日時/2014年9月23日(火・秋分の日)
    オープニングライブ   12:30〜
    集会            13:00〜
    デモ            14:30〜
■場所/東京・代々木公園
■主催/さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/首都圏反原発連合

◆バスツアーのお知らせ
■行程/福島駅西口7時⇒郡山教組会館8時⇒代々木公園⇒郡山教組会館20時⇒福島駅西口21時(時間は予定です)
■郡山集合/午前7時45分 郡山教組会館前
■出発時刻/午前8時    
■費用/往復2,100円(片道1100円)=バス乗車の際徴収            
■申し込み/e-mail    ftu-k@circus.ocn.ne.jpか、FAX 024-932−2143へ
      お名前
      住所
      連絡先
      乗車場所
■締め切り/2014年9月17日(火)

posted by おんな100 at 13:30| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月30日

9月23日は代々木公園に集まろう!

9月23日(火・秋分の日)は代々木公園で大規模な脱原発集会とデモが開催されます。「原発いらない福島の女たち」からもスピーカーが登壇しますが、ぜひ多くの仲間たちと共に、脱原発を求める声を示しに行きたいと思っています。

(大集会については、広瀬隆さんの呼びかけ文をご参照ください)

◆福島からバスが走ります!◆

この大集会向けて「原発いらない福島の女たち」では、福島県中通り発着でマイクロバスを走らせることになりました。マイクロバスは、固定椅子21席(補助席7)です。まずは県内の女性たちに参加を募り、その後、広く一般に募集をかける予定です。
女性優先予約期間は、8月20日までといたします。ふるってご参加ください。

◆9・23代々木大集会行きバス
福島駅西口7時⇒郡山教組会館8時⇒代々木公園⇒郡山教組会館20時⇒福島駅西口21時(時間は予定です)
往復:2100円、片道:1100円 (保険料含)

◆お申し込みの方は下記の4項目をお知らせください
・お名前
・緊急連絡先(携帯番号、メールアドレス)
・乗車区間(往復or片道)
・乗車場所(福島or郡山)

◆お申し込み先のアドレス
onna100nin※yahoo.co.jp(※を@に換えてください)



posted by おんな100 at 12:23| 福島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月06日

鹿児島県内「辻説法」の報告

鹿児島県内「辻説法」の報告です。
「原発いらない福島の女たち」が再稼動阻止全国ネットと現地の市民グループの要請を受けて、原子力規制委員会が「審査書案」(事実上のゴーサイン)を公表した直後の8月18日から、まず、ますみさんが鹿児島入り。
次いで28日からの4日間は、黒節が日置・姶良・出水・いちき串木野の町を巡回。キャラバンは2〜3台車を連ね、各地で待機してくれている市民の方々と合流しながら、「辻説法」+チラシ配布(丁寧な話をしながらの個別訪問)というものでした。1地点15〜20分の「アドリブ説法」、即、車で移動、合計35地点という強行軍。最終日には、ついにマイクの声と話の内容がちょっと変になったので(^^;)終わりとされました。
「不安を声に出していきましょう、職場や地域ので署名集め、パブコメを書く、様々な集会への参加、伊藤知事へ再稼動反対をキッチリ伝えましょう、フクシマと違い川内はまだ間に合います!」などなどの訴えに、地域の人たちのはとても良く耳をかたむけてくれました。
連日、夜の部として福島報告の場を設定してもらい、タップリの日々。
鹿児島の皆さま、様々な場所で、大変お世話になりました。ますみさん、酷暑の中、本当にご苦労さまでした。体調は大丈夫?シャツとズボンにくっきりと塩が吹いたよね〜。
黒節
posted by おんな100 at 10:25| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月08日

20140703日本外国特派員協会記者会見

7月3日、「原発いらない福島の女たち」は、環境省への要請とともに、日本外国特派員協会にて記者会見を行いました。

■スピーチ原稿はこちら。英語版と日本語版があります。どうぞ、拡散ください。



■スピーチ(一部抜粋)
石原大臣は、官邸で菅義偉官房長官に中間貯蔵施設に関する住民説明会が終了したことを報告した後の記者団の質問に、「最後は金目でしょ」と発言しました。汚染をこうむった地域の私たちが望むものは、金ではなく、311前の元の故郷、元の暮らしです。しかしそれは極めて困難である現実の中で、私たちが、身を切るような悲しみとともに求めているのは、人々の健康と環境の保全のためにベストを尽くそうという姿勢の元での政策であり、未だ進行中である福島第一原発事故の被害の最小化であり、大きな余震等による次の危機への最大限の準備であり、このような悲惨な核災害を別の場所で再び起こさないための全力の取り組みです。
しかし、日本政府は、被害防止ではなく被害の不可視化に全力をあげ、放射性物質の拡散を促進し、初期被曝および内部被曝を隠し続けています。そしてその上で、地殻の大変動期に入っている日本列島上の他の原発の再稼働、核燃サイクル計画継続など、日本が核兵器保有能力を持つことに固執しており、さらには、同様の地震国であるトルコなど海外への原発輸出にも乗り出しています。これらは福島原子力災害の被災者を踏みにじるものであり、また、世界の人々のいのちをも軽んじる誤った政策だと言わなければなりません。
2日前には、安倍内閣が、日本国憲法の立憲主義、平和主義を根幹から揺るがす、集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行しました。私たちは、このような軍国化の強行と、原発推進、被ばく受忍強要は、三位一体のものだと感じており、この全てに対して強く反対いたします。
世界の皆さまに、この日本の危険な現状を知っていただき、私たちがこの原子力災害による被害拡大を今からでも最小限に食い止めていくために、どうぞお力を貸してくださいますよう、心よりお願い申し上げます。


posted by おんな100 at 21:54| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

7・3環境省交渉に行きました。

7月3日(木)、福島の女たちはバスを仕立てて(利用者24人)、環境省に乗り込みました。環境省での対応は、「環境保健部放射線健康管理担当参事官室 参事官補佐 鈴木さん」と「水、大気環境局放射性物質汚染担当参事官補佐 宇都宮さん」他2名でした。抗議のタイベックス姿で上京した女性たちの姿が、彼らの心に伝わっていることを願ってやみません。
要 請 書

201473

環境大臣 石原伸晃 様

要請者    原発いらない福島の女たち


私たちは6月15日(日)福島市で環境省主催の「除染に関する有識者との意見交換会」が福島県民には非公開で行われることを知り、傍聴を求めたが午前中の意見交換会には入れず、2時間の交渉の末2人のみ午後の傍聴が認められた。放射能汚染された土地で暮らす住民からの意見を聞こうとせず、福島県内のたった4市の行政の長からの意見や要望で除染の基準値を変更するのは、被害住民不在の行為である。住民の健康に直接影響のある除染の在り方や目標値設定には住民の意見を聞くべきである。

「有識者」リストについても事前に公開されず、原子力政策を推進する立場の「有識者」が数名入っていたことを傍聴後知ることとなった。崎田裕子司会者は表向き市民の立場という肩書ながら、原子力発電環境整備機構評議員でもあり、0.23μsv/hにはこだわらないことを強調して誘導的に司会を進めていたことから、環境省としての方針はあらかじめ決まっており、その筋書きに沿って意見交換会をしたと読み取れるものであった。実際、最後に到着した井上環境副大臣からは、一か月以内に方針を発表するとの発言があったが、他の市や県民の意見を真摯に聞く態度があるならば、そのような短期間では方針を出せないはずである。

福島県では事故当時18歳未満の子どもの甲状腺癌は増え続けており、610日の発表では癌の子どもが50人、疑いは39人に上る。県民健康調査検討委員会は、原発事故との因果関係は認められないとの報告をしているが、この報告に疑問を呈する専門家は多い。

チェルノブイリ原発事故後のウクライナやベラルーシの放射能汚染地帯に住む子どもたちに、28年たった今でも様々な疾患や免疫不全が増えているというデータがある。福島県の子どもたちの現状に原発事故との因果関係は認められないからといって、除染が進まないという理由で目標値を上げて、放射線に対する感受性の高い子どもたちをその地域に放置することは、予防医学の観点からもするべきではない。空間線量が高い地域にあえて子どもたちを閉じ込めておくのではなく、避難したい家庭には避難できる権利に基づく具体策を、留まる家庭には定期的な保養のシステムを作るなど、除染のみに偏らない被曝低減施策がとられるべきである。


また、石原大臣は6月16日、官邸で菅義偉官房長官に中間貯蔵施設に関する住民説明会が15日に終了したことを報告した後の記者団の質問に、「最後は金目でしょ」と発言し、福島県や野党からの批判に対して発言を撤回したが辞任は否定した。野党は問責決議案を提出したが、与党が多数を占める衆参両議院では否決された。衆参両議院の閉会後福島県を訪れ、双葉、大熊両町長と県知事に謝罪をしたが、被災地の苦しみを理解せず形だけの謝罪に、私たち福島県民は非常に怒っている。

私たちが真に望んでいるのは、金ではない。原発事故で放射能汚染される前の暮らしを返してほしいということだ。この思いは福島県民ばかりではなく、放射能汚染された地域に住む人々共通のものだ。その思いを石原大臣はどれだけ共有しているというのか。

環境省の最優先の役割は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全である。先月、福井地裁で大飯原発再開否認判決があり、裁判長は判決理由として、「生存を基盤とする人格権と環境権が最高の価値を持ち、原子力発電の再稼働は電気を生み出す一手段たる経済活動であり、憲法上は人格権よりも劣位にある」と述べている。石原大臣の今回の発言はこの判決理由で述べているような、倫理観や哲学が全く感じられず、被害にあって苦しむ人々を嘲笑い、愚弄するものである。国民の健康と環境を守る立場の環境大臣が企業の代弁者になっているとしか思えず、環境大臣としては不適格で信頼することができない。よって、即刻の辞任を要求するものである。

< 要 請 内 容 >

1.被害者の除染に偏らない被曝低減措置を早急に策定すること。

1.原発事故子ども被災者支援法の理念に則り、基本方針を見直すこと。

1.今後の政策、立案には被災者の声を反映させること。

1.石原伸晃環境大臣は辞任すること。   以上



■動画
IWJ

UPLAN

■報道
■たんぽぽ舎メルマガNo2217から転載。
7・3環境省抗議 石原環境大臣に放射能汚染土のお土産
「原発いらない福島の女たち」白い防護服も着て要請に 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
             
○7月3日昼過ぎ、福島からの大型バスが環境省前に着いた。「金目でしょ」石原大臣へ放射能汚染土を入れた小さなビニール袋のお土産を持って。主催は「原発いらない福島の女たち」。
 白い防護服を着たりして20人が省内に要請に入った。要請内容は4点。「*除染に偏らない被曝低減措置を早急に策定・実施すること。*原発事故子ども被災者支援法の理念に則り、環境省の被災地/者支援政策、放射性物質対策を抜本的に見直すこと。*今後の政策立案には被災者の声を反映させること。*石原伸晃環境大臣は辞任すること。」
 対応した役人に、「謝罪」されることのなかった福島県民は思いのたけを述べ、粘り強く時間超過で抗議した。
○門前では200名ほどの人々が支援に集まった。詩人の石川逸子さんの朗読と発言から始まり、神田香織さん・鎌田慧さん・柳田真さん・木村結さん、そしていろいろな行動現場(汚染ゴミ焼却炉、原発再稼働阻止、志賀原発富山、テント等々)から次々と抗議スピーチが続いた。
 途中2時46分(地震発生の時刻)に路上ダイ・インを行った。狭い道なので寝ころぶスペースがない人は座り込んだ。その間、落合恵子さんが寄せてくださった「市民的不服従を誇りをもって貫く」というメッセージ文が読み上げられた。途中、大阪から駆けつけてくれたサックス奏者のMASAさんの生演奏に元気をもらった。朝鮮太鼓の女楽隊も登場。門前集会は3時間近く続いた。
 要請から出てきた人たちのお話は、どれも胸を打つものだった。3年以上たって、いまだ棄て置かれ、希望の見えない日々。沿道で聞いている人たちの目にも涙が…。
○同時進行で3時からは外国特派員協会で記者会見を行った。英訳された会見資料の最後につぎのような文がある。「軍国化の強行と、原発推進、被ばく受忍強要は三位一体のものだと感じており、この全てに対して強く反対します。」そして世界の人々に向かって、この危険な日本の現状を知ってほしい、原発被害拡大を食い止めるために力を貸してください、と結んでいる。外国プレスは30人ほど、時間超過で熱心にインタビューが続いたそうだ。
 福島からのバス行動の最後は官邸前抗議。集団的自衛権抗議のアピール、シュプレヒコールが夕暮れの永田町に響き渡っていた。



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■寄せられたメッセージ

拝啓、この国を、市民を私物化しているひとたちへ。
落合恵子さん
わたしたちの田畑は、わたしたちの森は、
わたしたちの川は、わたしたちのものであり、同時に自然のものです。
わたしたちの暮らしもわたしたちのものであり、
わたしたちのこころと身体もわたしたち自身のものであり、
同時に愛するものたちのために存在します。
集団的自衛権行使容認を臨時閣議で決定したそのやりかたは、
原発をこの国に次々にたて続け、安全神話をばらまき続け、
福島第一原発の事故後も、責任あるものに責任をとらせず、
自らも逃げ、海外に輸出し、
「国民のいのちと平和な暮らしを守る」などと公言するやりかたと全く相似形です。
ひとは自分の心を言葉に移します。
中間貯蔵施設に関して「金目」などという言葉を使う環境相を任命したのも、
あなたたちです。
わたしたちは、ソロー言うところの、市民的不服従を、誇りをもって貫きます。

お集まりの皆様。
ちょうど東京を離れる時間で参加できず、残念です。
お水、飲んでください。

■石川逸子さんの詩

『牛のささやき』 

牛舎で倒れている 牛たち
倒れている 牛たち
道ばたで ハタリ 倒れる牛たち
地震では崩れなかった牛舎が
放射能汚染区域となり
突如避難させられた 飼い主たち
倒れていく牛は知らない
ホウシャノウという言葉も
牛舎も 自分の乳も すでに汚染されていることを
―福島原発に頼っていたトウキョウでは
 原発推進をなお主張 津波被害を天罰と言った
 男が トップ当選していたー
 その息子の大臣は 被災者に「最後は金目でしょ」と言った
息絶えようとする牛は
そんなことは知らない
無人の家近くをさまよう 犬は 猫な
そんなことは知らない
(神国日本は不敗)の次は
(日本の原発は安全)神話の
生贄になった 動物たち・人間たち
 (ハーメルンの男の吹く笛に
  いつまで
  付いていこうとするのだろうね)
深夜 牛舎を照らす月光のなか
ものいわぬ牛の遺体が
ひそと ささやき交わすのを聴いた

『怒りの黒いビニ―ル袋』

かたときも あなたが放さない
黒いビニ―ル袋一つ
  (そのなかで泣いている 故郷
   怒っている 故郷)
ツナミが来るようっ だれかれの叫びに
夢中で高台へ さらに高台へ
ツナミが引けば帰るつもりだったのに
フクシマ原発メルトダウン
着の身着のまま 避難所を転々
  (そのまま帰れなくなった 故郷)
一時帰宅は四ヶ月後 案じていたわが家は
流されず壊れもしないまま 荒れ果て
庭の山桜 栗の木 茄子 葱 茗荷
なつかしい里山 小川の岸辺も
見えない放射能に汚され
  (茫然と立ち尽くした 故郷)
防塵マスク 防水着 白い手袋 と
ものものしい姿で
わずかな時間 黒いビニ―ル袋一つに
あせりながら詰めこんだ あれこれ
アルバム 針箱は断念 位牌は入れて
  (無念のうちに離れるしかなかった 故郷)
数々の民話にはぐくまれて 生まれ育ち
七十八年間 あなたの 笑いと涙を
(常に 見守り 励ましてくれた 故郷)
幾つめかの避難所で暮らす あなたが 今
かたときも放さない 怒りの 黒いビニ―ル袋
離れ離れとなった なつかしい友に呼びかけ
(原子力ムラ)めがけ 高く掲げる 黒いビニ―ル袋
posted by おんな100 at 13:04| 福島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする