15日の「除染に関する有識者との意見交換会」では、「毎時0.23マイクロシーベルトは除染の目標値ではない」としたうえで、「年1ミリシーベルトという長期目標は維持しつつも、個人の被ばく量に着目して、除染の方針を見直すこと」などの意見が出され、除染目標が見直されようとしています。
また、石原環境大臣の中間貯蔵施設をめぐっての「金目でしょ」発言…。撤回謝罪されたとはいえ、政権の本音が垣間見える侮蔑発言であり、看過できるものではありません。
このところのさまざまな動きに、原発いらない福島の女たちは、環境省に乗り込み、抗議アクションを行うことになりました。全国のみなさま、ご参加、ご支援をお願いします。
■環境省は福島をバカにするな!
■石原環境大臣、即刻辞めろ!
■除染目標値をかってに変えるな!
日程:7月3日(木)環境省前14時集合。
内容:環境大臣に申し入れ、ダイ・イン、抗議のアピール等。
主催:「原発いらない福島の女たち」
内容:環境大臣に申し入れ、ダイ・イン、抗議のアピール等。
主催:「原発いらない福島の女たち」
6月15日「除染に関する有識者との意見交換会」は、「一般市民は入れない」とのことでしたが、粘り強い交渉の結果、午後から「福島の女たち」メンバー2名が、傍聴することができました。その模様を、以下に簡単にご報告します。
「有識者」とは、次の方々でした。
石井 慶造 東北大学 教授
崎田 裕子 持続可能な社会を作る元気ネット 理事長
宍戸 文雄 福島県立医大 教授
渋谷 健司 東京大学 教授
多田順一郎 放射線安全フォーラム 理事
富田 悟 東京工業大学
西川 珠美 福島大学 うつくしまふくしま未来支援センター
庭野 定次 除染情報プラザ
番匠あつみ 県立保原高校 教諭
他に福島、郡山、相馬、伊達の4市市長、福島県、復興庁、環境省、最後に井上環境副大臣。
意見はさまざまありましたが、司会の崎田さんが、とても誘導的に話を進め、0.23マイクロSv/hにはこだわらないことを強調している印象がありました。
気になる発言は、
- これからは個人線量を問題にしていくべきだ。
- いつまでも除染をダラダラ続けるのではなく次のステージに進むべきだ。
- 除染は考え直す時だ、復興に金を使うべきだ。
- 市民には安全が伝わっていない。安心できる情報をもたらしてくれる人がほしい。
- 専門知識をある程度持った、住民に近い指導者を育成知ることが大切。
- これからは放射能教育が非常に重要だ。
- マスクの推奨により、子どもが顔を隠す習慣になってしまった。
などです。
「ママレボ通信」に大変詳しい報告が載っていますので、ぜひご一読ください。



