フクシマ・アクション・プロジェクト事務局長、佐々木慶子さんより報告書が届きました。
IAEA(国際原子力機関)と日本政府との共催による「原子力安全に関わる福島閣僚会議」が12.15から3日間、福島県は郡山市で開催されました。125カ国から約700人の来訪があり、表向きは「福島原発事故からの教訓を国際社会で共有しよう」ということでした。事前にこのことを知って驚いた私たちは「IAEAの本当の狙いは何?福島県で何をするの?福島県人として黙ってはいられない!」と福島から立ち上げたのが「フクシマ・アクション・プロジェクト」(以降、FAP)でした。
東京ではすでに「脱原発世界会議2」が企画されていました。私たちはNuclear Free Now(以降、NFN)やピースボートなど全国的に活動を展開しているグループと共に11.24に福島市で第1回総会と結成集会を行いました。「国会事故調から見えた放射能問題」と題して崎山比沙子さん、「IAEAって何?」と題して竹内雅文さんからの提起を受けた後、シンポジウムも行いました。80人を超える人たちが参集し、提案は全て承認され、即日入会者数が33人になるなど弾みとなる集会でした。
< 組織 >
顧 問ー佐藤栄佐久 崎山比早子
共同代表ー小渕真理 武藤類子 関久雄
副 代 表ーアイリーン・美緒子・スミス 川崎哲 満田夏花
事務局長ー佐々木慶子 他 事務局員&協力委員ー多数(敬称略)
<当面の活動>
@県民・国民にIAEAの実態を捉え、IAEAに対する認識を高めさせる。
A12.15にIAEAに直接、原発被災地からの要望書を手渡す。
B福島閣僚会議で世界の人々に原発震災の実態と被災者の声を届ける。
C福島原発被災者の意に沿わない研究をさせない。
DIAEAにFAPの存在を認識させ、IAEAの監視役を務める。
<主な活動経過>
(1) 前記の@のためにチラシ第1弾(11.24まで用)と第2弾(12.15まで用)、パンフレット「IAEAは福島県で何するの!?」、「IAEAに正しく対処するための参考資料集」(初版、第2版)を作成しました。どれも「分かりやすい。」と好評を得ています。資料集は@300円の有料販売ですが第3版の増刷を考えています。これらの作成には竹内雅文さん(編集)、人見やよいさん(デザイン 装丁 印刷)、谷田部裕子さん(製本関係)には特にお骨折りいただきました。パンフには目的・規約・IAEAとは? の他に会員募集(一人年会費一口500円以上)も行っています。全国から会員を募っています。遠隔地からの資料集の購入は5冊以上(パンフ付き 送料負担)でお受けいたします。
(2) IAEAに直接、福島原発被災者からの声を届ける場を設定するためにFAPとして、11.22対福島県交渉、11.29対外務省交渉を実施しました。その結果、12.15、福島閣僚会議初日、11:30から会場のビッグパレット敷地内で全国からの仲間200人程が見守る中、実現させることができました。IAEAの Gill Tudor広報担当責任者に武藤類子共同代表が要請書(添付参照)を手渡し、小渕真理共同代表が読み上げました。引き続いて被災者代表4人が切実な訴えを同時通訳付きで伝えました。来年1月中の文書での回答の確約も得たので今後の活動につなげていきます。
(3) 前記Bについては外務省との面談の際にも強く要求しました。その成果(?)か外務省は急遽、12.9に本会場と同じビッグパレット内で「地元説明会」を開催し、話し合いの場を設けました。周知徹底不足で参集者は30人程でしたが外務省からは「福島会議」の担当事務局長以下4人が出席し密度の濃い話し合いがなされました。本会議での被災者のスピーチの2人の人選までいきましたが、最終段階で叶いませんでした。そのかわり、届けた英訳付きの被災者からのメッセージ約20通や要請書が本会議当日、会場ロビーのボードに張り出され出席者の目に触れさせることができました。
(4) 12.16には「フクシマ・アクション・プロジェクト市民会議」を郡山女子大で行いました。サブタイトルー海外から見た福島原発震災、福島から考える未来ーと題して、吉田明子さんを中心に企画し、海外ゲストを交えての市民による国際交流でした。ラインハルト・ウーリヒさん(オーストリア FoE代表)、クリストフ・エランさん(フランス Independent WHO)の2人からの活動報告の後、武藤類子さんから原発被災地からの報告と、天木直人さん(元レバノン特命全権大使)からIAEAが福島に拠点を設ける意味についての見解を受けてから参加者との意見交流を行いました。最後に日比谷で同時進行していたNFN集会と中継し、エールを交換し合い閉会しました。100人を超える人たちが参集し、有意義で好評でした。
(5) にわか組織で1カ月そこそこでどうにかここまでやれたのは全国のみなさんからの応援があったからです。12.15にも東京を中心に県内外からたくさん、海外からも来ていただきました。もちろんFAP事務局員もがんばりました。副代表である川崎哲さん(ピース ボート)や越智信一郎さんを中心に「脱原発世界会議2」との連帯もできました。外務省交渉の準備や福島会議などへ何度も東京から足を運ばせました。
みなさん、ありがとうございました!
<これからの活動>
(1) 年間目標口数500口(一人一口500円以上)、リーフレットによる会員募集&資料集販売全国展開をして活動資金を得る。
(2) IAEAと福島県との協力協定の内容を知り、問題点を捉える。
(3) 1月中にIAEAからの回答を受けて、具体的活動を決める。
(4) FAP活動を通して「原発被災地 福島」を風化させないようにする。
など・・・これからもよろしくお願いいたします。



