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2017年03月28日

第6回「原発いらない地球(いのち)の集い」報告が届きました。

1.原発事故の悲惨さが、取り返しのつかない人間の過ちが、果てしなく地を覆っていました
3/11福島市での集会・デモと翌日の「浜通りの旅」報告
青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)

3月11日、福島市市民会館で行われた「第6回原発いらない地球(いのち)の集い」に参加しました。主催は「原発いらない福島の女たち」。

◎ 4つの分科会(1.帰還政策と放射能安全キャンペーン、2.福島と沖縄の人権蹂躙、3.被ばく労働、4.脱原発・再稼働問題)で現況の学習と意見交換。
その後、全体会での参加者の発言が心に残りました。
…「福島の子どもいじめ問題が今ニュースになっているが、6年間声をあげられなかった現実を考えてほしい。」「爆発のあった日も校庭で体育をした子どもたち。近隣の母親たちは、当時子どもがどこにいて何をしていたか、誰も一言も言わない、言えない。甲状腺がんなど子どもの健康不安を胸にしまい、でも検査結果を大事にしまっているのです。」…

◎ 歌や詩の朗読、集会アピールのあと、県庁通りをデモ。チャンゴの太鼓などの音に続いて120人ほどが、「福島の悲劇を繰り返すな!東電は責任をとれ!子どもたちを保養させよ!全国の原発を再稼働するな!」と声をあげました。
 数年前よりも沿道や車内から手を振って応えてくれる人が多く、3・11への街の人の思いが伝わって来るようでした。

◎ 翌12日、14名で阿武隈急行・JR常磐線・代行バスで浜通りを南下し、帰還政策に揺れる地域を行きました。
原町では、日曜でも開けてくれた「市民放射能測定センター・南相馬」で、5年間の線量マップ推移や食品・水・土壌の測定結果、やり方など説明を受けました。
その方は偶然にも次の予定地、小高駅前の再建された旅館の方で、小高駅で出迎えてくれた同慶寺住職や、車で駆けつけてくれた大熊の木幡ますみさんの現地の話を、旅館の暖かい部屋で聞くことができました。
憲法学者の鈴木安蔵が昔滞在した、母方の実家は津波に流されずにあり、その前までしんとした人通りのない大通りを話を聞きながら歩きました。
細長い更地は取り壊した家。住民の1割ほどの帰還した家は高齢者単身も多い、住職ご自身も子どもたちのためにいわきから片道2時間かけて6号線を毎日往復されている、帰るか帰れないか揺れる住民たちの微妙な心、原発爆発時の恐怖で空白になっているそのときの避難の記憶…。

◎ いろいろな胸がつぶれるような話を小高―竜田間の代行バスの中で思い出していました。
大熊町付近では、バス車内で線量計が跳ね上がり、3.6〜4.8マイクロシーベルトになりました。
1日に2本の代行バスは仙台からの客が増えたらしく私たちで満席に。
夕日が山際に落ちかかり、車窓から見える景色は、灯りのつかない廃屋と打ち捨てられた核汚染の草ぼうぼうの大地ばかり。
原発事故の悲惨さが、取り返しのつかない人間の過ちが、果てしなく地を覆っていました。


2.3/11第42回東電合同抗議行動へのメッセージ
事故を起こして6年目の東京電力へ
原発いらない福島の女たち

あれから6年.一口に言うのはとてもたやすい。
東京電力福島原発事故当時の社長は清水氏、そして今は廣瀬氏と変わったが、依然として東電の体質は変わっていない。
東電は責任も取らず、政府も罪の意識がないからか裁判も開かれていない。
今、フクイチでは遅々とした廃炉作業に汚染水や被曝労働問題等が矢継ぎ早に進行中だ。
更に原発から出た使用済み燃料や汚染物質の処理方法も定まってはいない。
健康被害は福島から東日本全体に広がり続けている。
また最近の経産省発表には驚く。福島原発賠償費用と称して7.9兆円もの試算を出した。本来は東電が負担すべき賠償費用なのだが、1世帯1年に約1000円を負担するようになるらしいが、福島県民始め国民をここまでバカにするのはもう止めてほしい。
柏崎刈羽原発の再稼働なんては愚の骨頂だ、絶対に許されない。
この6年間、私たちはしゃにむに突っ走って来た。
これからのながい闘いに視点を合わせて、本来の自分らしさを取り戻しつつ、あきらめずにフクシマを訴え続けたいと思う。
今日、私たちは福島市で「第6回 原発いらない地球(いのち)の集い」を開催中です。共に頑張りましょう。

posted by おんな100 at 16:33| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

第6回「原発いらない 地球のつどい」ご参加ありがとうございました。

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「3・11 原発いらない地球(いのち)の集い」分科会、全体会には90名ほどの方が集まり、デモもチャンゴ隊の先導でにぎやかに行われました。
集いの中で、原発事故の後書かれた福島の3人の詩人の詩を、3NONの女たちが朗読しましたが、事故から6年が過ぎた今、詩の言葉が胸に深く沁みこんできました。
お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。原発事故から得た厳しい教訓を決して忘れず、より輝く未来を子どもたちに手渡していけるよう、力を尽くしたいと思います。

■東京新聞に掲載されました(2017/03/13)
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posted by おんな100 at 12:01| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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