GW中の5月2日、京都から
次田のり子市議ご夫妻が来県しました。「福島の現状が知りたい」とのことで、「原発いらない福島の女たち」が三春〜田村市方面をご案内しました。
まず、見ていただいたのは三春町に建設されている「
福島県環境創造センター(コミュタン福島)」です。本館と研究棟は外観がわかるくらいに建設が進み、交流棟は基礎工事が進んでいました。基礎の形から、全球型スクリーンの位置もわかりました。復興予算200億円を使い、低線量被ばく安全教育をここで行おうとしているのかもしれない…と説明。
続いて、2014年4月に避難指示が解除された田村市都路地区へ向かい、住民が住んでいるすぐそばに、放射性廃棄物の仮置き場がいくつも置かれている状況を見ていただきました。仮置き場のそばのモニタリングポストの数値は、0.338μSv/hですが、少し山の中に入り、事故前はパワースポットでもあった巨石「古代亀石」の前では、なんと1μSv/hを超えていました。美しい風景のところほど放射線量が高い、この悲しさ、口惜しさは、どう償ってもらえるのでしょうか。
また、ミヨ子さんが丹精込めて育てていた梅林にも行きました。梅干しを出荷できるようになるまで何年もかかったというのに、事故後、放射能に汚染された梅の木は、すべて伐採されました。
関西には福島のニュースはほとんど伝わっておらず、「福島県環境創造センター」も、原発から20km圏内に作られた中高一貫校「ふたば未来学園」も、県内に次々建設されている「仮設焼却炉」も、まったくご存じなかった様子です。
東北の状況が全くわからないこともあってか、京都府京田辺市は2011年、「震災ガレキを受け入れよう」と、関西で真っ先に手をあげたのだそう。その時はガレキの受け入れには至らなかったそうですが、これから何が起きるかわかりません。どんな無理難題が、政府から地方に押し付けられてくるかわかりません。市民が情報を共有しあって、立ち向かうことが大事だと思います。
今回、次田さんに福島に来ていただき、放射能被害が続いている様子を見ていただいて本当によかったと思います。次田さんとは、今月16日に開催される「女たち・いのちの大行進in京都」での再会の約束をしました。楽しみです。
posted by おんな100 at 19:23| 福島 |
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